骨の芯まで温まる秘湯 最上屋の湯

「奥州の薬湯」と呼ばれる最上屋の茶色のにごり湯は、鉄分を多く含んだ食塩泉で、ぬるめではありますが、湯上り後に大変温まるお湯です。当館では昔ながらの温泉のあり方にこだわり、この良く効くお湯を加水も循環もせず贅沢に使っております。効果は折り紙付です。男女入れ替え制の2種類の大浴場と予約制の貸切風呂の趣の異なる3種類の湯船でお楽しみいただけます。

効能

神経痛、リウマチ、火傷、むちうち症、冷え性、切り傷、手術後の回復等最上屋の湯は鉄分を多く含んだ含芒硝食塩泉、源泉かけ流しの茶色のにごり湯です。湯上り後も大変温まり湯冷めしにくいのも特徴で、神経痛や関節痛はもとより、冷え性や手術後の回復期、切り傷や火傷にも大変効果がございます。

泉質

含芒硝食塩泉（緩和性低張泉）

鎌先温泉の歴史

南蔵王の山麓に抱かれた奥羽の薬湯として、六百年以上も親しまれてきた鎌先温泉。「今を去ること六百余年前、山中にてきこり中、水を求めて沢辺に下り、鎌の先にて木の根岩角をかき分けたところ、水にあらで白煙立ち昇るこんこんたる温泉が現れた」。この故事にちなんで鎌先温泉という慣わしが伝えられています。 仙台城主・伊達政宗公や、白石城主・片倉小十郎公も訪れたと云われており、温泉神社には湯治で治った人が置いていった杖などが沢山奉納されていました。

▲漫画家「宮尾しげを」氏が当館を訪れた際に描かれた掛け軸(当館フロントに展示中)